Category Archives: 政治

インドの学生選挙

http://www.patrika.com/rusu/ http://www.patrika.com/rusu/news-69.html インドの大学に訪れたことがある人は、見たことがあるかもしれませんが、インドの大学は政治活動が盛んで、まるで祭りのようになっています。全国的な学生の政治組織もあり、またそのような組織は実際に国政で争っているような政党が後援していたりします。例えば、ここで出てきているNSUI(National Students Union of India、インド国民学生連合)は国民会議派の学生部です。ABVP(Akhil Bharatiya Vidyarthi Parishad、全インド学生協会)は、BJP(Bharatiya Janata Party、インド人民党)の母体であるRSS(Rashtriya Svayamsevak Sangh、民族義勇団)と関係があります。 今回の新聞はラージャスターンの地方紙ということで、ラージャスターン大学の学生選挙の様子を大きく伝えています。もっとも、こういった派手な選挙によって授業が妨害されて、教育に支障が出る、といったこともあるようです。ちなみに今回当選したのは、ABVPが2人(議長(अध्यक्ष)と副議長(उपाध्यक्ष))、NSUIが一人(事務総長(महासचिव))、無所属が一人(局長(संयुक्त सचिव)でした。最後の無所属の子は、その任務にはつかないようですが。 インドから見たら、日本の学生文化もいろいろわかりにくかったりするかもしれないけど、インドの方もいろいろありそうです。留学してたりしたら、詳しくなりそうですが。ちなみに日本人がよく留学するデリーのJNU(Jawaharlal Nehru University)は政治活動が激しくて有名です。もう日本では大規模で学生が政治に関わるなんていうことは、久しくなくなっているような気がしますが、ひょっとしたらこういうインドの風土が何かを考えさせるきっかけになるかもしれません。

Posted in インド, 政治, 文化 | Leave a comment

オリッサの鉱山

http://www.thestatesman.net/index.php?option=com_content&view=article&id=339144&catid=35 http://www.hindustantimes.com/Centre-rejects-eco-clearance-for-1-7-bn-Vedanta-mine/H1-Article1-591035.aspx#disqus_thread 昨日インド中央政府は、イギリスの鉱山会社(Vedanta)がオリッサのニヤームギリで進めていたボーキサイト採掘プロジェクトに認可を与えないことを決定しました。森林と環境に関する法の違反が原因だそうです。何らかの政治的思惑からこのことを決定したのではないか、との質問には単純な法律違反が原因であるように言っており、政治的思惑を否定しています。 ニヤームギリはトライブが居住する地区であり、開発によってその人々が追われ、また自然環境も破壊されるのではないか、といったものや鉱山による健康被害への懸念が以前から抱かれていました。 http://beta.thehindu.com/news/article103761.ece そのため、当事者や市民団体などがこの開発について反対活動をしてきました。例えば、Niyamgiri hills と検索してみるだけで、そのような幾つものページを簡単に見つけ出すことができます。そのような人々にとっては今回のニュースは吉報だったでしょう。 ところがその一方、今回、問題になっている地区は経済的な貧困が激しい地区であるということもあり、鉱山会社によって雇用が生まれるのではないか、と期待していた人もいるようです。オリッサ州の政府の人は「非常に遺憾」であるとステーツマン紙は報じています。 ヒンドゥスタン・タイムズの記事のコメント欄を見ると、たくさんのコメントがついているので(ただしコメント欄荒らしのようなのもありますが)、見てみるとインド人の意見が見れて参考になるかもしれません。

Posted in インド, 政治, 経済 | Leave a comment

SAARCについて

早速ですが、始めようと思います。今回は南アジアの地域内でのつながりについてです。 インドには英語が堪能な人が沢山いて、それがビジネスにおいても強みになっているということは常々言われています。 これはインド国内どこでも通じる言葉が現在英語しかないこと、英語が教育があることを示すステータスとして機能していることなどからそうなっていると考え ることができます。 このような状況なので、現地の人が使うために、英語で書かれた本が本が沢山売られています。それで、その本の裏側を見てみるとちょっと見慣れないようなこ とが書いてあるときがあります。大体こんな感じです for sale in India, Bangladesh, Bhutan, Maldives, Nepal, Myanmar, Pakistan and Sri Lanka only インドなどで売られている本は値段がアメリカやイギリスで売られている本に比べてかなり安いので、地域限定で売っています。日本でも以前アジアで売られて いる日本のポップスのCDが日本に輸入されて安く売られるのでは、と問題視されたことがありました。 それはともかく、ここに書かれている国の名前に注目してみましょう。地理的に固まっている、かつてイギリス領だった、あるいはそれに近い関係にあった国の 名前が並んでいるのに気づくのにそう時間はかからないのではないかと思います。そして今回取り上げるのは、ほぼ上記の国々と一致する地域協力組織 SAARCについてです。 SAARCとはSouth Asian Association For Regional Cooperationの略で、日本語では南アジア地域協力連合と訳されています。現在は八ヶ国からなっており、上記の国々からミャンマーを抜いて(でも ミャンマーもメンバーとして加わりたいという意思は表明していて、インドはそれを支持しています)アフガニスタンを加えた構成です。1985年に発足して それなりに歴史はあるものの、ASEANほどには活発に活動できていません。しかし、近年になって南アジア自由貿易圏(SAFTA)の枠組合意が見られる など、興味深い動きもあります。現在、地域内での貿易はそれほど活発であるとはいえませんが(とはいえ、インドの物資がドバイなどを経由してパキスタンに 結構入っているという指摘も様々なところでなされています)、この地域内での貿易の活発化に向けての動きは、インド進出を考えている方々にもいいニュースであるように思います。

Posted in インド, 政治, 経済 | Leave a comment